角館 武家屋敷

秋田県角館は秋田の小京都とも呼ばれている、かつての城下町で、今でも黒板塀が続く街並みに現存する武家屋敷や屋敷跡が残っています。十数年前の春、一度来ました。桜の頃に街中に枝垂れ桜が武家屋敷の庭に咲き乱れる景色や、隣接する桧木内川提を埋め尽くす桜並木の素晴らしさに圧巻されました。 今回は桜はもう終わり、新緑の美しさと清々しさに稟とした歴史の深みを感じました。なかでも感激したのは、屋敷町の中で最古で最大の大きさのお屋敷の中を見学しましたが、その中に医療関係の書物や薬学の書物・資料などを展示している一角に、有名な解剖学の「解体新書」のことが書かれています。「解体新書」の解剖図は主に「ターヘルアナトミア」から引用されましたが、その他にも参考にされた医学書があり、それらの出典を明らかにするために、解剖書の頭に木 火 土

金 水の五行が振られていました。と書いてありました。

 

五臓六腑の五臓を表す木 火 土 金 水が五行説を物語るものとして記されていることに感激しました!!