魔が差す運期

秋も深くなって来ました!

 

昨年は実があまり成らなかった庭の柿の木に、今年はたわわに実が成り、やがておとずれる冬の殺風景な庭の前に

しばしの幸せ感を味わっております。

殺風景と言えば、私たちの

人生の流れにも大運期の変化で、充実感に満ちたりた実りの時期があるかと思えば

振り返れば、何故あんなに寂寞とした気持ちで過ごしたのだろうか と思うような

時期もあるかと思います。ふとした判断の間違いから大きな決断を誤るようなことに繋がる不運期に人生をかき乱されることにもなりかねません。

最近 相談を受けた女性の命式ですが

丁 丁 丁 己

未 亥 丑 酉  日干火 3干1支 6点

    癸    食傷土 1干2支 4点

年干の己食傷は仮炉でもあり、吐秀でもあります 従ってこの命は従旺格になります。 喜神は木火己(命式)です。彼女の大運は壬に入ったばかりですが、喜神の月干丁(宮位は夫)を干合去

します。今まで、家庭内で夫婦間にいろいろな問題が起こりましたが、それまではなんとか乗り越えてきましたが、この大運期に入った途端に彼女のブレーキは壊れました。壬午期の前半5年間の壬忌官殺運期で。壬丁干合は変化しませんので干合して壬が丁を取り去るかたちになります。もともと従旺格の官殺は忌神ですが、この命式には透干しておりませんから、悪い夫では有りませんが忌官殺期に入りましたから、彼女も夫にも我慢や忍耐ができなくなってきたのです。そして夫婦関係に破綻がやってきまた。 

彼女の命式の月支の蔵干の月令は癸です。つまり忌官殺を人生の

提網に持つということは その部分が表す事柄を乗り越えて行く

ことが この女性の今生の課題であるのですが、それが忌官殺期

と重なり不達成になったということだと思えるのです。

「君子知命」という言葉は非常に重要な真理です。 運命は変えることはできないまでも 前もって知っていたら避けることはできるはずです。