ある男性の命式ですが、
四柱推命では、木火土金水
の五行が命式の中に全て
揃っていて、しかも時柱から年柱に向かって、木生火
火生土 土生金と周流しているので
「五行周流の素晴らしい命」と四柱推命の先生は絶賛したそうですが、現実とちっとも合っていない、現実は結婚と離婚、転職を繰り返し 何一つ長続きしないダメ男君だそうです。
このことから分かるように、いくら命式の中に五行を合わせ持っていても命式のその五行の強弱の在り様で、一体どれが喜神なのか、忌神なのかを判別しなければ つまり命式の格を仕分けして喜忌を確定しなければ 命式の中にもつ通変星の意味も良いのやら 悪いのやらがサッパリ分かりません。
乙 丙 己 庚
未 申 卯 申
(乙)
木印綬 1干2支月令 9点 最強
火日干 1干1支 2点 弱
土食傷 1干1支 2点 弱
金財帛 1干2支 4点 強
水官殺 0干2支 0点 最弱
です。印綬最強ですが 日干は弱です 日干より強い財が
強で年干に陣取っています。つまり内格の身弱命です。
母の懸命な支援、期待にも拘わらず 年干の忌財最強は仕事が
長続きしません おまけに財が忌神ですから結婚生活も続きません 忌む食傷が忌む財を生じています。サービス精神の希薄さや他人の気持ちを察する力や洞察力が弱く、物事をキッチリとしないので 社会での活動力も的外れ的になり評価を得られないので稼ぐことは難しいです。本人も満足を得られないので転々とします。男性なので大運は順運ですから 忌神財運から巡り、忌官殺運と回っていくのもこの男性の不利なところです。
このように いくら木火土金水の五行が命式に全て揃っていても その強弱や干と干の並びもしっかりと見極める必要があり
ます。