庚の極まる今日

庚子年の今年 先回でも

お伝えしましたように

庚は肺・大腸を表し 子水は海水や流水湖水を表します。

今年の初めから この新型コロナウイルスの引き起こす肺炎で、日本での始まりは海上の船でした! 今や世界中が悲惨な状況下ですが、今月4月は4日が節入り日の庚辰月です。

そして今日7日は庚戌日です。庚子 庚辰 庚戌の天元一気に

なります。災禍庚の極まる日は今日7日庚戌と17日庚寅、27日庚子が来ます。 どうかこの庚極まる今月がこの庚の災禍のピークとなり、これ以後は収まって欲しい!!と願って藁にもすがる思いが極まります。

 

※ところで 久しく子平推命の命式の解説をしていませんので

最近出会った命式の特徴と現実がピッタリ合っていた例題を

解説したいと思います。

年柱から 壬子 甲辰(乙)丁卯 甲辰 男性命です

印綬甲木は月令を得て2干3支54点の強さです。それに反して日干丁火は1干0支1点の弱さ 官殺壬水は1干3支8点とこの官殺も強いので 印綬の強さを活かした従強格になるかを期待したい命ですが 残念ながら官殺の強さが印綬を抑えますので従強格にはなりません!しかし、印の強さはこのまま喜神の印綬ですが、壬水は忌官殺としての強さになって 何事にも1歩踏み出せない思い切りの悪さ 決断力と実行力の欠如の原因となって この男性の人格を形成します。加えて根の無い日干そのものの脆弱さは強い印綬の期待に沿えません。頭では色々な事案や計画が思いつき、頭の中は色々なことをやろうと考えるのですが 実際には実行力がついて来ません。そのもう1つの原因は喜神の印綬は、本来は頭の良さや判断力の優秀さを表し、周辺からの人気、賞賛、支持も得るという象意を持っているのですが この男性の印綬甲は壬水によって浮木、腐木状態となっているので、現実不可能なことばかりを追いかけたり計画したりして、周りを振り回すことになります。

何事も 「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

しかし何事も極まれば、振り子が振り切ると元に戻るように

原点に戻ります 大きな痛みを伴って回帰せざるを得ない

今回の災禍を思うのですが・・。