無情の財

朝晩 だいぶ凌ぎやすくなって

来ました! ヤレヤレです!

この後は一雨ごとに また寒い冬にむかっていくわけですが

せめて 暫くの間の気候の良さを楽しみたいと思います。

ところで 表題の「無情の財」は命式にあって「喜神の財」を差します。喜神の財であっても、干関係が悖となると すんなりと財の恩恵にはあずかれない、何らかの苦労や悲しい出来事で入ってくる「財」となる ということを表しています。

例題の命式は 年から 庚子 甲申(庚)辛巳  壬辰の男性です。 財木が1干1支2点 日干金が2干0支2点 食傷水が

1干2支4点 従児格が取れます。喜神は従神の水木です。

ところが 日干辛からみて甲財は干関係が悖となる「無情の財」です。この男性は大運が「寅」に入った時に 突然家督相続の話が持ち上がり 長男 次男 を差し置いて末っ子の三男でもありながら 父親の遺言書に基づいて、全財産を相続します。正に 喜神の財の根、寅が巳申の合を解き、忌比劫が強くなりますから比劫兄弟との争いになります。しかし喜神財の根も動きますから 兄弟間の争いを引き起こし その結果入って来る財となります。 喜神が到来しても 何もかも上手くいく訳ではなく、その期に動く柱の意味と五行関係を詳細に見なければ細かなことは分かりません。

「無情の財」の干関係は この他にあと3組有ります。

授業の折にまた続きを解説しますので。

灯火親しむべし秋の夜長になりました、テキストも熟読して

下さい!!