殺印相生の命式

最近 生徒さんに殺印相生の命式を講習時に教えると 皆さん

へぇー! そうなんですね やっぱり! とかいろいろな

リアクションをしてくれます。 思い返せば 私自身がこの

タイプの命式で 官殺と印綬の関係性で命式の格さえ変わるか

又は喜神の官殺が忌官殺に元運では変化しているが 行運で

は元どうりになる条件がある それは印綬の存在だということ

を知って晴天の霹靂の如く驚いたものでした! 実はそれまで

どう考えても、その人の命式と現実に彼女の身に起きている事のつじつまが合わなかった命式があったのですが、この命式の特別さと行運との関係が解って 納得した経験が有ります。

しかし 確かに命式上の官殺が印綬を生じ 喜神の働きをしてはいるが 実際には 喜神の官殺もそれほどの力を発揮できて

いない例を2命式挙げます。

1例目男命 年柱から 癸卯 甲子(癸) 丙午 己丑 

2例目女命 年柱から 癸卯 乙卯(乙) 丁卯 丙戌

です いずれも 年干 官殺が月干の印綬(用神)を生じて

重要な役目をしております。

考えてみて下さい。 次回解説したいと思います。

※最近 禅の言葉に「閑古錐」という言葉を見つけました!

先が丸くなった錐は切れ味が少々悪くなっても 手によく馴染み使い勝手はよいものです。人も同じで歳を重ねると キラキラとした輝きは無くなっても 深みのある光をたたえてる人を指すようです。子平推命も地味で時間のかかる教えですが その分深みのある読みができます。